日本管区のサレジオ家族
日本のサレジオ家族は、1926年にチマッティ神父をはじめとする最初の宣教師たちによって始められました。「若者が帰ってこられる家(casa)」を築きたいというドン・ボスコの願いは、時代を越えて今も日本の中に生き続けています。
現在、日本にはサレジオ会員(司祭・修道者)、扶助者聖母会(FMA)、ドン・ボスコ女子在俗会(VDB)、イエスのカリタス修道女会、サレジアニ・コオペラトーリ、扶助者聖マリアの会 (ADMA)、ウニオーネ(「扶助者聖母会(FMA)同窓生」)、サレジオ同窓生、そして多くの教育・福祉施設の仲間たちが、一つの家族として使命を共有しています。それぞれの立場は違っていても、共通しているのは「若者の中で、若者と共に、若者のために生きる」という熱い思いです。
サレジオ家族は、学校、教会、オラトリオ、学習支援、寄宿舎、福祉施設、留学生支援など、さまざまな場で若者に寄り添っています。そこでは、祈り、対話、遊び、奉仕、そして「共に生きること」を通して、若者が自分の尊さを再び信じられるように支えています。
近年は、日本で働いたり学んだりするために来日する 多くのベトナムの若者たち との出会いが、サレジオ家族に新しい息吹をもたらしています。言葉や文化のちがいを超えて、互いに支え合い、学び合い、希望を分かち合うオラトリオが、調布サレジオ神学院内で生まれています。
ドン・ボスコがバルトロメオ・ガレッリにかけた「君は笛が吹けるか?」という優しいひと言から始まった歩みは、今も変わらず、一人ひとりの名前を呼び、そばに立ち、共に歩む というかたちで続いています。
カテゴリー: micaer
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